落合博満氏 巨人移籍1年目は「散々な年でしたよ」国民的行事の10・8も「終わったなー」

[ 2022年6月16日 18:04 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が、16日放送のCBCラジオ「ドラ魂キング」(月~金後4・00)に出演。巨人移籍1年目の1994年を振り返った。

 FA制度が導入されたばかりの93年オフに巨人に移籍した落合氏。移籍1年目の94年を「散々な年でしたよ」と苦々しく振り返った。

 というのも「デッドボールの連続だったよ。脇っ腹にぶつけられて肋骨骨折してるのにゲームに出続けたり、やっと練習できるなって思ってたら手にぶつけられたり」と相次ぐ死球禍で苦しんだという。

 ただ、この年は巨人の当時の監督、長嶋茂雄氏が「国民的行事」と呼んだように巨人と中日の勝った方がリーグ優勝という「10・8決戦」が行われた年でもある。

 落合氏は中日先発の今中から先制本塁打を放ったものの3回に一ゴロを処理した際に足を痛め、負傷交代。「終わったなーて感じ。相当なる重症だったよ。チームが勝つことだけ祈ってたよ」とベンチ裏で治療をしていたことから試合の途中経過を見ていなかったと明かした。

 それでも巨人が勝って移籍1年目でリーグ優勝を果たし「ああ、やっとシーズン終わったかって感じだったよね。やっと責任を果たしたかなっていう感じかな」と当時を振り返った。

「ドラ魂キング」はラッキーウィークとして、17日まで毎日、落合氏のインタビューを放送する。

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