大阪電気通信大が勝って1勝1敗に 悲願の1部昇格に望みつなぐ-阪神大学野球入替戦

[ 2022年6月16日 13:16 ]

阪神大学野球入替戦   大阪電気通信大(2部1位)2ー0甲南大(1部6位) ( 2022年6月16日    南港中央野球場 )

完封で1部昇格の望みをつないだ大阪電通大・江本はウイニングボールを手に笑顔
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 <2>大阪電気通信大1勝1敗

 甲南大(1部6位)
  000000000◆0
  00011000X◆2
 大阪電気通信大(2部1位)

 (甲)岡本、市原、加藤―谷井、金蔵
 (大)江本―橋本

 大阪電気通信大が対戦成績を1勝1敗とし、悲願の1部昇格への道を残した。

 1点差で惜敗した1回戦の雪辱を果たす勝利に貢献したのは左腕エース・江本裕輝(3年=枚方津田)だった。散発3安打完封。6回以降は、無安打も4四球を与えたが、最後までマウンドを守り抜いた。

 「ここまで調子がよくなかってチームに迷惑をけけていたけれど、入替戦では役に立ちたいと思っていました」

 ストレートを中心に、低めのカットボール、スライダーでカウントを取れたのが好投につながった。中でも、自信を持つカットボールは、昨年まで投手コーチを務めていた江草仁貴現阪神2軍投手コーチから直伝されたもの。「握り方からリリースポイントまで全部教わりました」。チームを離れる際には「お前がしっかりエースとして引っ張って行け」と激励を受けたという。

 江草コーチの就任にあたり大阪電気通信大進学を決めた江本にとっては大恩人。「あした1部昇格を決めて江草さんにいい報告をしたいですね」と、言葉に力を込めた。

 昨年、助監督に就任し、今季から監督に昇格した清田和正監督は「きょうは江本につきます」と、前日「あしたは完封しろ」と声をかけていたエースの力投をねぎらっていた。

 3回戦は17日に南港中央野球場で行われる。

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2022年6月16日のニュース