メジャー史上初!同じ試合で2度のイマキュレートイニング 9球で3者連続三振

[ 2022年6月16日 09:34 ]

レンジャーズ戦に先発したアストロズのガルシア(AP)
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 アーリントンで行われた15日(日本時間16日)のレンジャーズ戦で、アストロズの先発投手ガルシアが2回に、救援投手のメイトンが7回に、相手打者を3者連続で3球3振に打ち取った。英語では「イマキュレート=IMMACULATE(汚点のない、完ぺきな)イニング」と呼ぶが、同じ試合で2度起こったのはメジャー史上初。AP通信が伝えた。

 2回のガルシアは直球、カッター、スライダー、カーブ、チェンジアップと5つの球種を駆使し、低目の変化球で3つの空振りを奪った。対照的にメイトンは全て直球で、球速は90・4(145・5キロ)から91・9(147・9キロ)マイルと速くないが、高めの伸びのある直球で4つの空振りを奪っている。相手打者は同じで、6番・ロー、7番・デュラン、8番・ミラーだった。

 1962年創設のアストロズの歴史の中で、投手の無安打試合達成は13度あるが、イマキュレートイニングはこの日を含めても9度だけ。MLBの長い歴史の中で見ると、1929年から52年までは一度もなかった。

 しかしながら近年は増加傾向で、21年シーズンは5度も達成されている。今季は4月17日にヤンキースのコルテスがオリオールズ戦で達成していた。試合も9-2の快勝。受けたマルドナド捕手は「歴史を作った時にその一部になれるのはうれしい」と話していた。

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