落合博満氏「別物として考えなきゃ」 交流戦2位の阪神の可能性語る 大山、青柳にも言及

[ 2022年6月16日 17:00 ]

落合博満氏
Photo By スポニチ

 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が16日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。交流戦2位の12勝6敗で終えた阪神について語った。

 「日本ハム戦の大山の(四球を挟んでの)3打席連続ホームラン、あれだけは見ていたよ。ああ、いい打ち方しているな、というふうには見てたけどね。あれがあってから、連勝したんじゃない?負け試合だったけどね、それをひっくり返したっていうのが、大きかったんじゃないのかな」。6月3日の交流戦、日本ハム戦(甲子園)で大山が四球をはさんでの1試合3本塁打を放ち、3回終了時点での1―7から9─7と大逆転勝利を挙げた試合をターニングポイントに挙げた。実際にこの試合を含めて6月1日から6連勝。6月だけで9勝2敗と盛り返した。

 リーグ戦は17日に再開する。大山は交流戦では打率・318、7本塁打、21打点で本塁打、打点の2冠。優秀選手賞にあたる「日本生命賞」を受賞した。きっかけとなり得るかについては「バッティングってのは、一晩でコロッと変わっちゃうんでね。まあ、本人がいい状態だと思えば、良い状態で続いていくだろうし、多少不安があれば崩れていくだろうし。続いても2週間くらいなのかな、俺の経験でいくとね」と語った。また交流戦で3戦3勝、防御率0.00の下手投げの青柳については「下手投げのピッチャーが少ないっていうことが最大なる勝ちの要因じゃないのかな」とした。

 阪神の勢い続くのか。落合氏は「セ・リーグであれだけ負けてたんだから、交流戦は別物として考えなきゃいけないんじゃないのかなと思う」と慎重な見方を示した。「そのまま良い流れで入っていく可能性もあるし、またセ・リーグの各球団が阪神をどういうふうに思ってるか、というものが勝ち負けに影響してくるような可能性は無きにしもあらず」と続けた。

続きを表示

この記事のフォト

2022年6月16日のニュース