よみがえれ！ソフトB・ギータ　野球もヘアスタイルもチェンジ　藤本監督の“遊べ”助言でいざ首位決戦

＜ソフトバンク＞「もっと！もっと！もっと！ギータ先生展」を見学しパフェを食べる柳田（球団提供）
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　ソフトバンクの柳田悠岐外野手（33）が15日、ペイペイドームに隣接する商業施設「BOSS　E・ZO　FUKUOKA」で開催中の「もっと！もっと！もっと！ギータ先生展」を観覧した。打撃不振にもがく主将は、自身の思い出の品々を見てリフレッシュ。本拠で行われた全体練習では藤本博史監督（58）から助言を受け、リーグ戦再開へ向けて気持ちを高めた。

　リーグ再開前に柳田が初心に戻った。この日の練習前に「もっと！もっと！もっと！ギータ先生展」を初めて観覧。アマチュア時代の愛用品や故郷・広島で2000年に「プロになって再会する」と書いて埋めたタイムカプセルなどを見て昔を思い出していた。

　「凄い懐かしいものを見られて良かった。タイムカプセル、あれは僕の中でめっちゃ懐かしい。気分転換になりました」

　この日は新ヘアスタイルも披露。交流戦まではヘアバンドで束ねる必要があるほどのロン毛だったが、「うっとうしかったので切りました」。両サイドを刈り上げて、パーマもかけた。「―ギータ先生展」でリフレッシュした主砲は、見た目も一新させていた。

　リーグ戦再開後の活力源にする。今季は46試合出場して打率・253、32打点、7本塁打。5月22日のロッテ戦での2ランを最後に一発から遠ざかり、5月31日の巨人戦ではプロ野球ワーストタイの1試合5三振もあった。

　不振脱出へ、藤本監督から貴重なアドバイスを受けた。この日の打撃練習では47スイングするも柵越えなしに終わり「アカン！」と叫ぶ場面もあった。もがく主将を見た指揮官は「真面目に取り組み過ぎだから“打撃練習は遊んだら？”と言った。昔みたいにタフィー・ローズや！（バリー）ボンズや！言ったりしてね」。柳田の新人時代、2軍打撃コーチとして密着指導した藤本監督は復調を強く願っていた。17日から1・5ゲーム差で追う楽天との首位攻防3連戦。柳田は「しんどいときもあるし、いいときもある。それが野球」と話し、「（相手は）首位だし、ホームだし、勝てるように」と言葉を続けた。心をリセットして再出発する。（井上　満夫）