晴れやかに「よし、やるか」 中日・根尾、投手で練習開始「どこでプレーしようと自分の目標に向かって」

[ 2022年6月16日 04:46 ]

<中日全体練習>キャッチボール中に笑顔の根尾(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 野手から投手に転向した中日の根尾昂外野手(21)が15日、バンテリンドームで転向後初となる全体練習に参加。「よし、やるかという気持ち」と初めて心境を明かし、投手・根尾としての第一歩を踏み出した。

 グラウンドに姿を現し、野手陣ではなく投手陣の輪に加わった。キャッチボールはエース・大野雄を相手に行い、投内連係では内野手経験を生かした機敏な動きを披露。その後はブルペンに入り、ストレートにスライダーとカーブを織り交ぜ約30球を投じた。ランニングで全メニューを終了。「ずっと野手目線で見ていたので新鮮だった」と振り返った。

 シーズン途中では超異例とも言える転向。立浪監督とはシーズン前から何度も話し合いの場を持ってきたという。「打てなかったら(投手)という話はしていた」と経緯を説明。12日の日本ハム戦の試合前に監督から意向を伝えられた。葛藤もゼロではなかったが「ショートでやりたい気持ちもありますけど。区切りはついたという感じ」と切り替えた。

 17日の巨人戦(バンテリンD)から投手登録となる。「まずは中継ぎで1、2イニングをしっかり抑える」と当面の目標を口にした。かつては甲子園を沸かせた“超高校級右腕”。「どこでプレーしようと自分の目標に向かってしっかり取り組んでいきたい」と新たなスタートを切った。 (椎名 航)

続きを表示

この記事のフォト

2022年6月16日のニュース