ソフトB 今年もヤクルトに3連敗…痛かった凡ミス、藤本監督「なくしていくのがプロ」 交流戦は5割終戦

[ 2022年6月13日 05:00 ]

交流戦   ソフトバンク0ー3ヤクルト ( 2022年6月12日    ペイペイD )

<ソ・ヤ>ヤクルトに3連敗しガックリのベンチ(撮影・中村 達也)
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 今年も3連敗…。ソフトバンクは12日、ヤクルトに0―3で敗れた。今季7度目の零敗で、ヤクルトには2年連続で同一カード3連敗となった。救援陣の充実度、打線の迫力など、現在のチーム状況の差が表れた3連戦となった。交流戦は9勝9敗で終了。藤本博史監督(58)は同一リーグとの戦いが再開される17日の首位・楽天戦へ向けて切り替えを求めた。

 今季初めて本拠地で同一カード3連敗を許し、交流戦は9勝9敗の五分で終わった。打線が元気なく、救援陣が崩れて白星で締めることができず、藤本監督は「(打線は)投手が良かったら、そう簡単につながることもない。みんな疲れありますよ」と語った。

 打線はヤクルトの先発左腕・高橋の前に散発6安打、10三振で完封を許した。今季7度目の零敗で6月だけで3度目だ。3回無死一塁では、けん制を受けた一塁走者の松田が頭から帰塁した後、立ち上がったところでベースを離れてタッチされる凡ミスもあった。指揮官は「ボーンヘッドは野球につきもの。それをなくしていくのがプロ」と厳しく指摘した。

 投手陣は和田が6回無失点、藤井が7回を完全投球だったが、3番手・又吉が0―0の8回1死二塁で長岡に先制二塁打を浴び、続く塩見には2ランを浴びて3失点。3敗目となり、「和田さんも藤井もいい投球をしていたので続きたかった。凄く申し訳ない」とコメントした。

 この3連戦でヤクルトは延べ6人の救援陣が登板し、いずれも無失点だった。ソフトバンクは前日は津森、この日は又吉が負け投手に。打線は相手の5本塁打に対し、1本と迫力を欠いた。ヤクルトには2年連続で同一カード3連敗。藤本監督は「本当にヤクルトはバランスがいい」と交流戦を制した相手を称えていたが、チーム状態の差を見せつけられる3連戦となった。

 これで首位・楽天とのゲーム差は1・5に開いた。17日からはいきなり楽天との首位攻防3連戦で同一リーグの対戦が再開する。指揮官は「しっかり練習して、開幕戦のつもりでやっていきたいと思う」と仕切り直しを強調した。(井上 満夫)

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2022年6月13日のニュース