阪神の“仕事人”山本 猛打賞&1四球で4出塁 宮城対策での移籍後初1番起用に応えた

[ 2022年6月13日 05:30 ]

交流戦   阪神9ー1オリックス ( 2022年6月12日    京セラD )

<オ・神> 9回無死、山本は右前打を放つ (撮影・後藤 大輝)
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 「仕事人」の阪神・山本が、抜てきに鮮やかに応えた。今季は右打者を苦手とする傾向が強い宮城対策として、移籍2年目で初の1番起用された背番号00は、3安打1四球で4度出塁。全て得点に絡んだ。

 「先頭打者は非常に重要なポイントだから、4回出塁できたのが良かった。打席ごとに狙い球をしっかり整理して入ることを意識しました」

 5回には宮城のカーブをバットコントロールで左前打し、大山の2点打につなげた。7回は右の比嘉から再びカーブを左前打。9回はK―鈴木の直球を逆方向の右前打。巨人時代の19年5月6日DeNA戦以来2度目の猛打賞3安打で、前日の熊谷の活躍に続いた。「結果を出すためにはいろんな準備が大切。次も自分の仕事をするだけ」と前を向いた。

 1日西武戦から10試合続いた島田1番を、交流戦最終戦で切り替えた矢野監督も「ヤス(山本)は守備でも作戦でもバットでも貢献しているし、使いやすい。しぶとさは武器になる」と大野雄、床田ら好調左腕に対抗できるカードを手にし目を細めた。(鈴木 光)

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2022年6月13日のニュース