元ドジャースの名二塁手 スティーブ・サックス氏の長男が墜落死 「オスプレイ」のパイロット

[ 2022年6月13日 09:55 ]

息子を航空機の事故で亡くした元ドジャースのスティーブ・サックス氏(AP)
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 元ドジャースの二塁手だったスティーブ・サックス氏(62)の長男で、海兵隊に所属していたジョン・J・サックス大尉(33)が、8日にカリフォルニア州サンディエゴ郊外の砂漠地帯に墜落した訓練中の垂直離着陸型輸送機「オスプレイ」のパイロットだったことが明らかになった。

 この「オスプレイ」にはサックス大尉を含む2人のパイロットと、19歳から21歳までの3人の隊員が搭乗。5人とも死亡したことが確認されていた。

 サックス氏はメジャー昇格2シーズン目となった1982年にナ・リーグの新人王となり、球宴には5回選出。1981年と88年にはドジャースでワールドシリーズの優勝に貢献した。メジャー14シーズンでは4球団に所属して1769試合出場。打率・281、444盗塁を記録し、アスレチックスの所属していた1994年を最後に現役を引退していた。

 息子の死亡に関しては「悲しみに打ちひしがれている」とコメント。「幼いころからパイロットを志していたし、国を守る上で最良の人間だった」と語っていた。

 なお墜落に至った事故原因は不明。「オスプレイ」を巡っては日本などを含めて事故や故障が多発。かねてから安全性に疑問が投げかけられていた。

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2022年6月13日のニュース