「何とか塁に出ようと…」 広島・末包 出たぞプロ1号! 同点直後に貴重な勝ち越しソロ

[ 2022年4月2日 15:27 ]

セ・リーグ   広島ー中日 ( 2022年4月2日    バンテリンD )

5回、末包はプロ入り第1号のホームランを放つ(撮影・椎名 航)
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 広島・末包昇大外野手(25)がプロ1号を放った。

 同点に追いつかれた直後の5回1死無走者。1ボールからの笠原のカットボールを左中間席への勝ち越しソロとした。

 「打ったのはカットボールかな。前の回に追いつかれたので、何とか塁に出てチャンスを作ろうと思って打ちにいった結果が、ホームランになって良かったです」

 規格外の新人である。3月25日のDeNAとの開幕戦では、球団新人で06年梵英心以来3人目となる開幕先発。この大舞台で3安打1打点の大暴れ。開幕スタメンでの初打席初安打初打点は、球団新人では61年山本一義以来61年ぶりで、球団新人の開幕戦3安打以上は58年古葉毅、森永勝治以来3人目だった。

 今回は開幕6連勝が止まって迎えた大事な一戦。2試合ぶりの先発起用に応えた。

 ◇末包 昇大(すえかね・しょうた)1996年(平8)5月27日生まれ、香川県出身の25歳。高松商では甲子園出場なし。東洋大では3年春からリーグ戦出場。大阪ガスでは入社2年目の20年都市対抗で全国大会デビュー。21年の日本選手権では打率・450で2大会連続優勝に貢献。21年度の社会人ベストナイン(外野手)。1メートル88、110キロ。右投げ右打ち。

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