巨人・山崎伊織 プロ2度目先発は4回途中3失点で降板 制球に乱れ 打線3発援護もプロ初勝利逃す

[ 2022年4月2日 15:37 ]

セ・リーグ   巨人―阪神 ( 2022年4月2日    東京D )

<巨・神(2)>4回途中、3失点で降板する山崎伊(中央)(撮影・沢田 明徳)
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 巨人の2年目右腕・山崎伊織投手(23)が開幕3カード連続勝ち越しの懸かる阪神戦(東京D)に先発登板。初回に2失点するなど4回途中7安打3失点で降板し、プロ初勝利はならなかった。

 球団ワーストとなる開幕7連敗中の阪神を相手にプロ2度目のマウンド。だが、初回から制球が乱れ、いきなり2点先制を許す苦しい立ち上がりとなった。1番・近本に中堅フェンス直撃の二塁打を打たれると、中野はシュートで空振り三振に仕留めたものの、糸井、佐藤輝の3、4番に連続四球を与えて1死満塁。続く5番・大山に左前2点適時打されて2点先制を許した。

 だが、味方打線が奮起した。その裏、主将の坂本が2戦連発となる2号2ランを放ってあっという間に同点とすると、2回には丸が2号ソロを放って勝ち越しに成功。3回にはポランコも2戦連発となる特大の3号ソロを放ち、3イニング連続の3発で山崎伊を援護した。

 だが、4―2で迎えた4回だった。1死から坂本に中前打され、犠打で2死二塁とされると、近本にフォークボールを右前適時打されて1点差。さらに中野にも打たれて一、二塁とされると、ここで原監督がベンチを出て2番手右腕・戸田にスイッチとなった。なお、戸田は初球暴投で2死一、三塁としたものの次の2球目で糸井を三ゴロに打ち取り、それ以上の得点は許さなかった。

 山崎伊の投球内容は3回2/3で打者20人に対してプロ最多の79球を投げ、7安打3失点。1三振を奪い、与えた四球は2つ、直球のMAXは初回に出た146キロだった。

 開幕2戦目だった3月26日の中日戦(東京D)でプロ初登板初先発し、2回のプロ初打席では自ら同点適時打。だが、2―1で迎えた5回、勝利投手の権利まであと1人となった2死から相手先発投手の勝野にプロ1号となる逆転2ランを浴びて6回4安打3失点(自責2)で降板し、プロ初勝利を手にすることはできなかった。

 明石商、東海大を経て2020年ドラフト2位で巨人入り。プロ入りする前の同年6月に右肘のトミー・ジョン手術を受けた影響でルーキーイヤーの21年は登板がなかった。

 【山崎伊織の全登板】

3月26日 中日戦(東京D) 6回4安打3失点 MAX148キロ
4月 2日 阪神戦(東京D) 3回2/3、7安打3失点 MAX146キロ

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