関西学生野球でもジャッジ変更 近大―立命大戦 2ランから適時二塁打 「私の間違い」と審判がアナウンス

[ 2022年4月2日 20:31 ]

関西学生野球春季リーグ   近大2-1立命大 ( 2022年4月2日    わかさスタジアム京都 )

関西学生野球が行われたわかさスタジアム京都
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 京都市のわかさスタジアム京都で2日、開幕した関西学生野球春季リーグで、一度は本塁打とされた判定が二塁打に覆るジャッジ変更があった。0―0で迎えた近大―立命大戦の延長10回タイブレーク。1死二塁から、立命大の大崎秀真(3年=報徳学園)が放った左翼後方への大飛球が一度は本塁打と判定された。

 そのまま試合続行なら2ランだったが、近大のレフト・竹谷理央(4年=星陵)が「フェンスの上のラバーに当たった」とアピール。本塁付近で協議する審判団に近大・田中秀昌監督も加勢し、判定が覆った。

 「私の間違いでフェンス越えではありませんでした。どうもすみません」

 審判からの場内アナウンスに、兵庫県西宮市で行われた第94回選抜高校野球大会1回戦を連想したファンも多かったに違いない。3月20日の広陵―敦賀気比において、打球のファウル、フェアを巡る判定で球審が「大変申し訳ありません」と異例の謝罪をした。

 立命大からも、観客席からもジャッジ変更後、異論を訴える声は出なかった。2ランから二塁打、得点は2点から1点に改められ、試合再開。1死二塁から、立命大は四球、三振、三振で追加点はなし。一方、その裏の近大は神戸国際大付から今春、入学した阪上翔也(1年)が2死二、三塁から2点中前打して逆転サヨナラ勝ちした。

 試合後、竹谷は本紙の取材に、打球がフェンスを直撃する瞬間を5メートル手前で確認したと主張し、「跳ね返ってきたボールをノーバウンドで捕った。立命大のレフトのボールボーイに聞いても“スタンドから跳ね返ったのではない”と言っていた」と語った。

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2022年4月2日のニュース