番長DeNA、4連勝で初の貯金!三浦監督がグラブ譲った愛弟子・上茶谷、今季初先発で快投7回1失点

[ 2022年4月2日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA6―1ヤクルト ( 2022年4月1日    神宮 )

<ヤ・D>今季初勝利の上茶谷(右)を出迎える三浦監督(撮影・村上 大輔)
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 神宮は午後8時の時点で気温は9度。冬に逆戻りのような気候でも、DeNA・上茶谷の心は燃えていた。「三浦監督に貯金生活を!」との思いが成就。今季初先発で7回2安打1失点で白星を挙げ「初回の(3点の)援護でリズムに乗れた。毎回全力で飛ばすつもりでした」と語った。

 代役が主役になった。開幕ローテーションに入ることはできなかったが、3月25日の広島戦で開幕投手を務めた東が、左中指の裂傷で出場選手登録を抹消。代役に指名された。カットボール、フォークをまじえ、失点は2回の村上の左中間ソロのみ。チームを4連勝に導いた。

 三浦監督も就任2年目で初の貯金1。このオフ、上茶谷は指揮官が現役時代使用したグラブを「おねだり」して譲り受けた。この日も現役通算172勝を支えた番長グラブで登板。昨季1勝からの復活を狙う強い意欲に指揮官も「思うところがあるのだろう」と目を細める。

 4連勝は昨年6月以来。三浦監督は「まだ7試合」と冷静だったが、その表情には手応えがにじんでいた。(大木 穂高)

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2022年4月2日のニュース