ダルビッシュ オープン戦ラスト登板 90球5安打2失点 開幕投手に「しっかり責任を感じて投げたい」

[ 2022年4月2日 14:12 ]

<パドレス・ロイヤルズ>力投するダルビッシュ(撮影・光山 貴大)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(35)は1日(日本時間2日)、本拠地でのロイヤルズ戦にオープン戦3試合目の先発をし、4回1/3を90球、5安打、1本塁打、2四球、4三振、2失点。最速は96マイル(約154キロ)だった。

 初回、先頭打者へ四球を与え、昨季ブルージェイズのゲレロと本塁打王を分け合った3番ペレスにはスライダーを左翼線二塁打され1死二、三塁。続くベニテンディの遊ゴロの間に1点を失った。3回には再びペレスに95マイル(約153キロ)の直球を中越え本塁打され2点目を失った。4回を終えて86球。投手コーチからは交代の打診を受けたが続投を志願。5回、ここまで打ち込まれていた先頭のペレスをカーブで追い込み最後は96マイル(約154キロ)の直球で見逃し三振。笑顔でマウンドを降りた。ダルビッシュは7日(同8日)のダイヤモンドバックスとの開幕戦で2年連続3度目のオープニング投手を務める。開幕戦初勝利に向け調整は順調に進んでいる。ダルビッシュの主な一問一答は以下の通り。

――オープン戦最後の登板。今日の投球は
 「皆さん覚えてらっしゃるかわからないですけど、去年の(オープン戦)最後の試合がナイトゲームでレンジャーズ戦で、本当に自信を失った登板だったので。今日もまったく同じ状況で、これは試されてるというふうに思ったんですけど。最初の2イニングはばらけましたけど、最後の3回から自分の中ですごく良くなって、ちょっと成長を感じられた登板でした」

――今日は90球投げた。前回から大きく増えたが、最後の登板ということもあったのか
 「最後は4回で終わりだったはずなんですけど、4回だと前回と変わらないですし、自分の中で5回のマウンドを踏むというのがすごく大事なことだと思っていたので。それで投手コーチがどうするみたいな感じで来たんですけど、交代の雰囲気だったんですけど。もう1イニング行きたいって言ったら、ペレスが次だから、三振取りたいかと言われたので、三振取りたいですって言って上がらせてもらいました」

 ――短いキャンプだったが振り返って「難しいことは何もなくて、むしろいつもよりも楽というか、スプリングトレーニング自体が短くなったので。自由にやらせてもらっていたので、自分には合っていたかなというふうに思います」

――2年連続で開幕投手
 「自分はマスグローブが開幕投手というふうに思っていましたし、彼しかいないというふうに思っていたので。正直、びっくりしましたし、気を使われているのかなというふうに、歳も歳だから。そういうのもあったんですけど、ジョーが本来は立つところだと僕は思っているし、その中で立たせてもらうということでしっかり責任を感じて投げたいと思います」

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