落合博満氏 YouTubeチャンネル開設の“本音”明かす「自分の言葉で発してやるのもいいのかなと」

[ 2022年4月2日 08:00 ]

落合博満氏
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 公式YouTubeチャンネルを4月1日に開設したプロ野球界のレジェンド、落合博満氏(68)が、本紙の電話インタビューで、開設にいたった本音を語った。

 ――選手、監督時代は、寡黙なイメージしかありませんが、なぜ、YouTubeデビューすることになったのですか?

 「2020年からのコロナの影響もあって、仕事も減りました。生活が巣ごもりみたいな形になっちゃってね。外に出たらコロナウイルスに感染してしまうんじゃないかと思って、ほぼ家から出ない状態でした。本当に何をしていいかわからない状態だったんです。だったら、こういう機会に、ユーチューブで世の中に発信していくのもいいのかなと思ってね」

 ――YouTubeがどういうものか知っていたのですか?

 「妻と息子がYouTubeというのは、こういうものだよと教えてくれたときに、落合博満という名前を使って、人様が番組を作っているなというのを見て、自分の思っていることと、違うことを言っている人が結構多いので、それだったら自分の言葉で発してやるのもいいのかなと思ってね」

 ――これまで多くのユーチューブは見てきたのですか?

 「ほかの方のYouTubeは、ほとんど見ていないです」

 ――どんなチャンネルにしたいですか?

 「落合の本音を聞けるチャンネルにしたい。今までしゃべらない、しゃべらないと周囲は言っているけれど、そうそう自分の口でしゃべることでもないと思ってきたのでね」

 ――あまり話をしなくなった理由はあるんですか?

 「監督時代の話になるけど、新聞記者には監督付というのがあってね。本来、野球担当記者というのは、担当になったら会社辞めるまで野球担当記者じゃないと、本当の記事は書けないだろという感じでいた。それが今は、2年くらいしたら担当が変わるでしょ。自分でしっかり見て、勉強して、分からないことがあって質問してきたら、こっちも答えたけどね。毎日、毎日同じことを聞かれたら、こっちだってしゃべるのが嫌になるじゃない。それがだんだん、しゃべらないとか、つっけんどんな監督というようなイメージになってね。それでも7、8年と代わらずに付いてきた記者というのは、大体こういうことを考えているんだろうなという臆測をもって記事にしていた。それについてこっちが、それは違うよと言ったこともなかったです」

 ――では、オレ流チャンネルでは、これまでとは違う落合博満が見られるということですか?

 「このチャンネルで、昔のことをしのびながら、今の現実はどうなんだ、というようなことも発信していきたい。自分でこれからどうしたらいいのか。これを機会に新たな発見ができるのかなと、新たな希望観測を持っています。そういう意味では、非常に楽しみにしています」

 ――現役時代は3冠王を3度。監督時代は日本一にもなられました。ユーチューバーとしては、何を目指しますか?

 「(登録数の)一番上に行けるように頑張りますよ。オレ流チャンネルを見て登録してくださいね」

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2022年4月2日のニュース