高津ヤクルトが今季も目指す「1点を取る、1点を守る野球」

[ 2022年2月22日 10:05 ]

ケース打撃でバントする奥川(撮影・村上 大輔)
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 雨の多い今年の沖縄。浦添市でキャンプを張るヤクルトも室内練習場で汗を流すことが多くなっている。

 第1クールの2日も、塩見や山崎、吉田成らが室内でマシンを相手に打ち込んでいた。じっと見ていると、バントの構えからバットを引き、ゴロを打つ練習をしている。「バスター」を繰り返し行っていた。

 松元作戦コーチは「昨年の課題がバントやバスター。キャンプではチームプレーをやっていこうと。勝負所で必要になってくる」と説明。5年目の宮本も「チームプレーを大事にしていこうと昨年からよく言われているので、自主的にみんなやっているんだと思う」と話した。

 ケース打撃では、1球ごとにバント、エンドラン、バスター、セーフティースクイズとさまざま状況を想定。高津監督は「1点を取るために、進塁させるためにすごく大事な作戦の一部なので、キャンプで徹底してやっていきたい」とチーム打撃に重点を置く。

 12日のケース打撃には、奥川や石川、小川ら先発投手陣も野手に混じって打席に立った。投手も打席に入るセ・リーグ。今季から再び12回制に戻り、先発投手に打席が回る可能性は高くなることが予想される。

 「つなぐ、送る。ピッチャーなのでたくさん作戦は出ないですけれど、出た時にしっかり結果を残せるように準備はしておきたい」と指揮官。昨年から掲げてきた「「1点を取る、1点を守る野球」」。どんな采配を振るうか、今年も注目したい。(記者コラム・青森 正宣)

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