MLB新労使交渉 5時間協議も妥結には至らず

[ 2022年2月22日 09:56 ]

 新労使協定を巡り交渉が難航している米大リーグは21日(日本時間22日)、フロリダ州ジュピターで機構と選手会が5時間に渡り協議を重ねたものの妥結には至らなかった。

 複数の米メディアによると、機構は調停前のボーナスプールを1500万ドル(17億1750万円)から2000万ドル(約22億9000万円)に引き上げた。選手会の前回提案は1億1500万ドル(約131億6750万円)。また、機構は抽選で行われるドラフトの上位指名権を1枠増やし下位4球団にすることを提案したが、選手会は8球団としている。ぜいたく税についての話し合いはなかったという。両者は22日(同23日)も交渉を行う。

 3月31日(同4月1日)に通常開幕するためには28日(同3月1日)までに妥結する必要がある中でESPNのジェフ・パッサン記者は「交渉には十分な時間が残されている」と前向きに捉えた。今回の交渉にはディック・モンフォート氏(ロッキーズ)ら複数の経営陣と選手会からはマックス・シャーザー、フランシスコ・リンドア(ともにメッツ)、ポール・ゴールドシュミッド(カージナルス)ら10選手近くが出席している。

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