阪神・佐藤輝「しっかり打ちたい」　大学時代2発浴びせた広島ドラ1・黒原との再戦で“返り討ち”誓う

ロングティーで汗を流す阪神・佐藤輝（撮影・後藤　大輝）　
Photo By スポニチ

　阪神・佐藤輝は広島ドラフト1位・黒原（関学大）との再戦へ力を込めた。近大時代の2年秋と4年秋に関西学生リーグで通算2発のアーチを浴びせた左腕は、23日の練習試合で登板予定だ。

　黒原が雪辱に燃えていることを報道陣から伝えられた若虎は「それは聞かれたから言ってるだけでしょ」と苦笑いしつつも、「もちろん（大学時代は）覚えていますけど、その時とは多分違うと思うので。新しいピッチャーみたいな気持ちでいきたい。当然（シーズンでも）当たると思うので、しっかり打ちたいです」と返り討ちを誓った。

　今春はここまで対外試合5試合で18打数7安打、打率.389と順調な調整ぶり。本塁打こそ5日の紅白戦で藤浪から放って以降は生まれていないが「そこは焦らずに。変にホームランを打とうとしてまた崩れたらあれなんで。そのうち出るんじゃないですか」と焦りは全くない。「結果ももちろんですけど、今取り組んでいることをしっかり出していきたい」と最終クールを見据えた。（阪井　日向）