日本ハム・上沢 26日DeNA戦で「監督兼投手」、今季実戦初登板へブルペンで20球

[ 2022年2月22日 05:30 ]

ブルペンで投げ込む日本ハム・上沢(撮影・高橋茂夫)
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 新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受けて2軍キャンプスタートとなっていた日本ハムの上沢直之投手(28)が、26日のDeNAとのオープン戦(名護)で今季実戦初登板することが決まった。21日に伊藤大海投手(24)、吉田輝星投手(21)、近藤健介外野手(28)、渡辺諒内野手(26)とともに今キャンプ1軍初昇格。いよいよ実戦モードに入る。

 2年連続3度目の開幕投手を目指す上沢が、自身が采配するオープン戦初戦でマウンドに上がる。昨年12月に新庄監督がツイッター上で「オープン戦初戦の試合を上沢監督でオーダーを組んでもらい戦ってもらいます」と投稿したことで、がぜん注目度が高まった一戦だ。「監督兼投手」がどんな試合展開で登板するか楽しみだ。

 新庄監督とはDeNA戦のオーダーについては「詳しい話はしていない」としたが、自身の登板は1イニングを予定している。今後の沖縄県内は雨の予報が続き、22日の中日2軍戦、23日の中日との練習試合が雨で流れれば、登板予定だった投手がDeNA戦に回ってくる可能性もある。登板順など、頭を巡らせることは多そうだ。

 上沢は1月30日に伊藤、育成・田中とともに新型コロナ陽性判定を受け、今月9日に所定の隔離期間を終えて合流。開幕に向けての実戦登板がやや遅れる形となった。「ちょっと遅いけど、キャンプが終わる前までに1回、1イニングを投げておけば全然大丈夫かな。3月も試合があるし、しっかりそこで球数とか消費していけば大丈夫」と問題なしを強調した。

 この日は午前中に投内連係をこなし、午後は「昨日(20日)あまり良くなかったので、直しておこう」とブルペンに入って20球を投じ、フォームを修正。練習後には取材で訪問した松坂大輔氏(スポニチ本紙評論家)とも談笑し「開幕は大丈夫でしょ?頑張って合わせて」と体調を気遣われた。

 今季初実戦は自身の調整登板に初采配も重なる。異例の一戦を経て、開幕に向けて調整を進めていく。(東尾 洋樹)

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