松坂大輔氏、新庄監督と共闘 五輪の次は野球界「盛り上げる」

[ 2022年2月22日 05:30 ]

日本ハム・新庄監督(右)と会話する松坂氏(撮影・高橋茂夫)
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 【平成の怪物が行く 松坂大輔の探球】昨年限りで現役を引退した松坂大輔氏(41=スポニチ本紙評論家)が21日、沖縄・名護の日本ハムキャンプを訪問。新庄剛志監督(50)と久々の対面を果たした。メダルラッシュに沸いた北京五輪が閉幕し、これからは野球の季節。松坂氏は新庄監督の強い思いを感じ取り、自身もビッグボスと共闘して野球界の発展に尽力したいとの思いを新たにした。

 新庄監督に会うのは、一緒に出場した06年のオールスター以来かもしれません。名護のグラウンドでお目にかかったのですが、立っている姿がひときわ目を引くというか、存在感のある方だなと改めて思いました。

 約5分間ほどでしたが、新庄監督とこうして野球の話をしたのは初めてです。選手に対する意識付けの仕方など、非常に面白い話を聞かせていただきました。何より強く感じたのは、野球界を良い方向に変えていきたいという熱い思いです。話をしていて、野球界をより良くしていくために少しでもお手伝いができたら、と自分自身も思いました。

 新庄監督は、これまで先輩方がやりたくてもやれなかったことをやろうとしている。開拓者のようです。野球の新しいあり方というものを見せてくれるかもしれないですね。それが何なのか。今シーズン中に見られるのか、それともシーズン後か、2~3年後なのか…。短期的なビジョンと長期的なビジョン。両方をイメージしていると思います。どんな答えが出るのか本当に楽しみです。

 全ては小さなことの積み重ねだと思います。新庄監督は「そのぐらいはいいんじゃないか」というような、細かいところにまで目を配っていると感じました。プレーでいえば8日の阪神戦。自分も球場で見ていましたが、初回2死から3アウト目の飛球を捕った外野手が、強いボールで返球していた。これを習慣づければいざという時に体が自然に反応してくれる、緊張状態の中でもスムーズに動いてくれるようになるのではないかと思います。普段の何気ない練習が選手の意識も結果も変えていく。小さなことの積み重ねがいずれ大きな結果につながる。これこそが新庄監督の狙いなのではないでしょうか。(スポニチ本紙評論家)

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