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危機感たっぷりの阪神・藤浪 「最速実戦」2・5紅白戦登板に照準 「例年に比べて状態いい」

[ 2022年1月27日 05:30 ]

気合の入った表情でキャッチボールを行う藤浪(撮影・後藤 正志)
Photo By スポニチ

 阪神・藤浪晋太郎投手(27)が26日、今年初めて鳴尾浜球場を訪れ、2日連続のブルペン投球などで調整した。沖縄・宮古島での巨人・菅野智之投手(32)らとの合同自主トレ後に行っていた東京都内での自主トレも24日に打ち上げた。「(結果を出さないと)2軍に落ちてしまう…」。春季キャンプでの自己最速実戦に意欲。早ければ2月5日にも開催される紅白戦で快投を見せ、開幕ローテーション入りへ猛アピールする構えだ。

 手にした好感触を確固たるものにすべく、藤浪は鳴尾浜のブルペンで腕を振った。小宮山ブルペン捕手を座らせ、ノーワインドアップから変化球を交えて53球。前日25日には甲子園でブルペン入りしたもようで、連投を終えた右腕は自己最速実戦を見据えた。

 「もちろん実戦がある時にはいけるよう仕上げてはきている。後半まで投げないような立場じゃないですし、(2月最初の実戦は)3日、5日でしたっけ。どっちかでは(登板が)あると思って仕上げています」

 18年、そして昨年の2月7日に行われた紅白戦での登板が最速登板だった。昨季は“初登板”からアピールを続け、西勇の故障もあって自身初の開幕投手を務めた。だが、今は再び先発ローテーション入りを目指す立場。3日(シート打撃)と5日(紅白戦)に予定されている実戦形式はもちろん、8日の日本ハム戦を皮切りに始まる対外試合で求められるのは、結果と内容の両立だ。

 「当然ですね。そうじゃないと、2軍に落ちてしまうので」

 自覚しているからこそ示した強い危機感の裏には、今オフの手応えもある。巨人・菅野に弟子入りした沖縄・宮古島での約2週間に及んだ合同自主トレでは投球フォームの再現性において軸足となる右足の意識付けを、宿敵のエースから説かれた。「(軸足の)使い方のイメージを変えているだけなので、自分では分からないですけど、受けてもらっているキャッチャーには(フォームが)変わったなと言われます」。安定性を求めて課題に取り組む中で「ブルペンでもそのあたりを体現できているかなと思う。トレーニングの成果も出ている」と確かな感覚をつかみつつある。

 「例年に比べて状態はいいと思います」

 菅野らとの合同自主トレの後は東京を拠点に汗を流し、シーズンへの準備を整えてきた。「毎年いろんな所に行って勉強しに行っている。いい勉強をさせてもらったと思うので、しっかりと自分の中に落とし込んでやっていければ」。今度こそ真っさらなマウンドを己のものにすべく、プロ10年目の戦いが幕を開ける。 (阪井 日向)

 【藤浪 直近5年の春季キャンプ】
 ▽17年 3月開催のWBCメンバーに選出され、初日からブルペン入りするなど早めの仕上げ。
 ▽18年 前年の3勝から巻き返しのため余計な力を入れない「脱力投法」をテーマに取り組む。
 ▽19年 初日にトラックマンで153キロを計測。19日にはキャンプではプロ入り後最多の291球。
 ▽20年 第2クールには前年秋のキャンプに続き、山本昌臨時コーチから指導を受ける。
 ▽21年 7日の紅白戦では佐藤輝を全て直球勝負で三振斬りも、直球に固執しないスタイルを模索。

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