阪神・岩崎 コロナ陽性で2・1不参加が決定的 球団選手では5人目、目立った症状ないが隔離中

[ 2022年1月27日 05:30 ]

阪神・岩崎優

 阪神は26日、岩崎優投手(30)が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたことを発表した。春季キャンプに参加する選手を対象としたPCR検査(スクリーニング検査)を25日午前に実施し、同日夜に判明した。

 24日まで沖縄県内で大山、梅野、小川、小野寺らと合同自主トレをしていた。球団によると、発熱などの目立った症状はなく、現在は自宅隔離をしている。今後は医療機関や管轄保健所の指示に従って対応する。チームへの合流時期は「未定」で、2月1日の沖縄キャンプ初日の不参加は決定的だ。

 昨季は62試合に登板し、リーグ2位で自己最多となる41ホールドを記録した。東京五輪でも侍ジャパンの金メダル獲得に貢献。昨季まで2年連続セーブ王に輝いたスアレスが退団したことで、今シーズンは新たな抑え候補にも挙がっていた。

 自主トレ中のオンライン取材では、オフのテーマについて「1年間、ケガなくやるために、しっかり体をつくれるようにしたい」と語っていたものの、調整の狂いは避けられなくなった。

 世間と同じく、阪神にもコロナ禍が吹き荒れている。6日のドラフト5位・岡留を皮切りに、21日には西勇、斎藤、西純、コーチ2人の陽性判定が発表された。岡留は18日から新人合同自主トレに参加しているものの、岩崎は、選手で5人目の発表。新守護神として期待される新外国人のケラーもコロナ下で来日が不透明な情勢だ。“代役”としても期待されていた頼れる左腕の今後の調整が懸念される。

 《隔離期間は原則10日》現在、新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者の待機期間は原則10日間。NPBと12球団は24日の代表者会議で、キャンプ期間中に新型コロナ感染者との濃厚接触が疑われる選手らの隔離期間を「6日間」にすると決定。感染者との接触の有無は、保健所が定める48時間より長い72時間前までさかのぼって調査する。隔離4日目と6日目の検査でともに陰性判定されれば、7日目からチームに復帰が可能。その間に保健所から濃厚接触者と認定されれば、従来通り10日間の隔離となる。

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