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西武4位・羽田“生粋の生え抜き”左腕 夢の舞台で登板を

[ 2022年1月27日 05:30 ]

西武ドラフト4位・羽田(22年1月18日撮影)

 【22年度球界新士録(12)】運命の「青い糸」に導かれた。羽田は西武ジュニア出身では初のプロ野球選手。生粋の生え抜きだ。本拠地球場は所沢市の実家から車で約15分。「小さい頃からの夢。ファンとしてずっと見てきた球団に入れて不思議な感覚がする」と語った。

 本拠地試合を生で初観戦したのは保育園時で記憶はない。初めて買ったユニホームは背番号が入っていないものだった。球場に行くたび選手の缶バッジを両親に買ってもらい、ユニホームにつけるのが楽しみだった。実家に50個以上ついた状態で大切に飾ってある。

 プロ野球選手の大きさを実感したのは、小学1年時のファン感謝イベント。球場周辺で身長1メートル80の中島(現巨人)が前を通り、目を丸くした。「すっごい大きくて、うわー凄いなー」と胸が高鳴った。自身が1メートル91に成長しプロ入りするとは当時は思わなかった。

 最速149キロを誇る長身左腕。右足を大きく上げ、長いリーチのスリークオーターは、メジャー通算303勝のランディ・ジョンソンと重なる。22日の「走り方講座」では、臨時講師を務めた陸上男子200メートル障害の元アジア記録保持者・秋本真吾氏から「陸上界に行ってもいい」と絶賛された。下半身の瞬発力が球の威力につながるため、一般的に「足の速い選手は球が速い」と言われる。

 幼い頃から「フォルムが格好いいなー」と憧れたのは涌井、岸(ともに現楽天)ら長身投手だった。3年夏は左肘の故障で棒に振ったが、すでに完治し球速増を実感する。「友人と観戦に訪れていた場所で野球ができる。まずは1軍で投げるのが目標」。レプリカユニホームでは空白だった背番号を「43」とし、B班(2軍)キャンプからスタートする。 (神田 佑)

 ◇羽田 慎之介(はだ・しんのすけ)2003年(平15)12月25日生まれ、埼玉県出身の18歳。荒幡小2年時に荒幡ライオンズで野球を始め、6年時にライオンズジュニアに選出。山口中では硬式の東練馬シニアでプレー。八王子学園八王子では1年秋からベンチ入りした。3年春の都大会3回戦の専大付戦で149キロをマーク。夏は左肘の故障で登板なく、甲子園出場経験はなし。1メートル91、84キロ。左投げ左打ち。

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