DeNAドラ1・小園 伸びる直球に番長ホレボレ 「ホップ成分」大リーグトップ級50センチ超

[ 2022年1月27日 05:30 ]

ブルペンで30球を投げ込んだDeNAのドラフト1位・小園(DeNA球団提供)
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 DeNAのドラフト1位・小園健太投手(18=市和歌山)が26日、横須賀市の球団施設「DOCK」で行われた新人合同自主トレでブルペン入り。プロ入り後、初めて座った捕手を相手に30球を投げ込んだ。球団のデータ測定では、約半数のボールが直球の伸びを数値化した「ホップ成分」で50センチ以上を計測。プロ野球平均で44センチ前後とされるが、高い数値をマークした。

 小園は満足そうだった。「初めて捕手に座ってもらったが、思ったより感触が良かった。若干力を入れた。高さもまとまっていた」。新人合同自主トレ最終クール、直球のみで30球を投げ込んだ。

 三浦監督、斎藤、木塚両投手コーチら1軍首脳の前での本格的な投球練習。大器ぶりはデータが裏付けた。球団は投球を測定器「ラプソード」で分析。30球のうち約半分の投球で、ホップ成分が50センチを超えていた。

 投げた球は縦の回転数が多いほど上部の空気を下方向に巻き込み、強い揚力が発生する。実際には浮き上がらなくても落ちる軌道が緩やかになり、打者からは「浮いてくるような球」と認識される。

 ホップ成分は無回転で重力の影響だけを受けてホームベースに到達した投球と比べると、何センチ高い位置でホームに達するかを表す数値。回転軸や回転数などを計算して出される。大リーグのトップレベルで50センチ。火の玉ストレートの異名を持つ藤川球児が60センチ、上原浩治が55センチ前後と言われ、プロ野球投手の平均値は44センチ前後とされている。まだ自主トレ段階の18歳が出した「50センチ以上」という数値の凄さが分かる。

 視察した三浦監督も「次のステップに来た。順調だね」と目を細めた。ホップ成分が高い直球ほど、バットは空を切る。小園は「真っすぐで空振りを取れる投手になりたい」と胸を張った。最速152キロの速さだけでなく上質さも示された。順調ならキャンプで、今度は打者を相手にその直球が本領を発揮する。 (君島 圭介)

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