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DeNAドラ3・粟飯原 一発の魅力で「オンリーワン」へ

[ 2022年1月26日 05:30 ]

ノックを受ける粟飯原(撮影・島崎忠彦)
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 【22年度球界新士録(11)】高校通算33本塁打のスラッガーが、プロの第一関門を難なくクリアした。金属バットから木製バットへの変更。新人合同自主トレで打撃練習に取り組むDeNAの粟飯原は「まだ実戦の球は打っていないが、(木製バットでも)感覚は変わらない。はじく感覚も凄くいい」と胸を張った。

 東京学館2年時、秋の千葉県大会で一発の魅力に取りつかれた。「3本中2本に走者がいた。そういう状況で打つ打者がいい。それに(本塁打なら)1人でも1点取れる。モチベーションが上がる」。バットにも、本気度が表れている。重心がヘッドの先にある85センチ、890グラムの「中田モデル」。日本ハム、巨人で通算264発の球界の大先輩を目標に、まずは形から入った。

 成長への課題も認識する。「バットを球に向かって最短距離で出すことは気をつけている。自分の中では日々、成長への意識は変わっている」と、練習もバットを振り続ける。

 DeNAの遊撃手には、大和、倉本、柴田、森ら俊足巧打の先輩が多い。その中で粟飯原が持つ一発の魅力は大きなアピールポイント。50メートル走のタイムも5秒9とあり、「DeNAのオンリーワン」を目指し「本塁打をたくさん打つ打者になりたい」と意気込む。

 お守りは祖母・信子さんが高校進学時に購入してくれたグラブ。「(野球を)やめるのは簡単だけど続けることは難しい。続けることを頑張れ」と励まされた言葉は忘れない。現在そのグラブは使っていないが、入寮時に持参し、自室で大事に保管している。「1軍で活躍することが、おばあちゃんへの恩返し」。無限の可能性を秘める17歳は、目を輝かせて言った。(大木 穂高)

 ◇粟飯原 龍之介(あいばら・りゅうのすけ)2004年(平16)2月22日生まれ、千葉県香取市出身の17歳。佐原中時代は成田リトルシニアに所属。東京学館では2年秋から遊撃手でレギュラー。3年夏の千葉大会は3回戦敗退で、甲子園出場はなし。1メートル80、85キロ。右投げ左打ち。

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