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阪神・伊藤将が開幕名乗り プロ2年目は85年・池田親興以来 “能見の教え”胸に「そこを目指して」

[ 2022年1月26日 05:30 ]

鳴尾浜で自主トレを行い、力強いボールを投げ込む阪神・伊藤将(撮影・平嶋 理子)
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 24日にオリックス・能見らとの沖縄合同自主トレを打ち上げた阪神・伊藤将司投手(25)が25日、鳴尾浜球場を訪れて自主トレに励んだ。今季目標に最多勝を掲げる左腕。矢野監督から開幕投手候補に挙げられたことに呼応し、大役に堂々と名乗りを上げた。

 「チームの中で頼られる投手と思うので。開幕に投げられたら光栄でもありますし、そこを目指して先発をやっている」

 入団2年目以内で開幕投手を務めれば、85年池田親興以来37年ぶり。左腕に限れば、69年江夏豊(3年目)を抜いて球団史上最速となる。昨季は10勝を挙げ、球団では67年江夏以来2人目の新人左腕2桁勝利を達成。だが、ここで満足するわけがない。左腕以外に矢野監督が挙げた開幕投手候補には昨季最多勝の青柳を筆頭に西勇、2年連続2桁勝利の秋山ら難敵がズラリ。それでも「実現できるように頑張ります」と言葉に力をこめた。

 さらなる飛躍へ、今月上旬からは沖縄で坂本、能見との合同自主トレに参加。18年目のベテラン左腕には伝家の宝刀であるフォークについて教えを請い、「あとは意識の問題と腕を振って叩きつける(感覚)。自分の中では無かったのでやっていければ」と好感触をつかんだ。直球を磨く必要性も学んだ。いずれも打たせて取る投球スタイルの左腕にとって大きなプラスアルファ。さらに…学んだのは技術面だけでない。

 「能見さんとは開幕の話もしましたけど、自分的にはイニングを投げるということをずっと意識しているので、長く投げる秘けつを聞いたりしていた」

 阪神で3度開幕投手を務め、通算7シーズンで規定投球回に到達した左腕から「エース道」も学び取った。1イニングでも長く投げて中継ぎ陣を休ませチームを勝利に導く存在こそ真のエース。すでに真っ黒に日焼けした伊藤将が、さらなる高みを見据えて開幕に向かう。(石崎 祥平)

 ◇池田 親興(いけだ・ちかふさ)1959年(昭34)5月17日生まれ、宮崎県出身の62歳。高鍋、法大、日産自動車を経て83年ドラフト2位で阪神入団。新人の84年に9勝の活躍で、翌85年開幕投手に抜てき。日本人エースとして9勝でチーム21年ぶりの優勝、初の日本一に貢献。90年オフにダイエー移籍。95年にヤクルトで現役引退。通算277試合53勝69敗30セーブ、防御率4・58。1メートル82、92キロ(現役時代)。右投げ右打ち。

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