慶大の2年生右腕・谷村然が7回11K「今はコントロール優先で」

[ 2021年11月3日 16:14 ]

東京六大学野球フレッシュトーナメン   慶大7―0東大 ( 2021年11月3日    神宮 )

<東京六大学フレッシュT 東大・慶大>力投する慶大の先発・谷村然(撮影・木村 揚輔)
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 慶大の谷村然(ぜん)投手(2年・桐光学園)が7回2安打無失点の好投を見せた。直球主体の組み立てで毎回の11三振を奪い「いいときの感覚で投げられた。初球でストライクを取れたのが良かった。できすぎですね」と納得の表情を見せた。

 持ち球は多彩だ。カーブ、スライダー、フォーク、スプリット、チェンジアップ、シュートを操る。そんな中、最もこだわっているのが制球だ。「理想は腕を振って強い球でコントロールをつけるのが一番ですけど、今はコントロール優先でやっている。ストライクが取れないと、試合が進まないので、そこは意識している」と、初球からストライクゾーンで勝負した。

 リーグ戦デビューに向け、身近な先輩が手本。エース右腕の森田晃介(4年)に憧れ「安定して狙ったところに投げられる先輩。超えていけるようにしたい」。森田からは「思い切ってチャレンジしてみろ」「限界値を伸ばすことが大事」などのアドバイスをもらい、成長につなげている。

 「自分たちの学年を引っ張っていけるように、頑張りたい」と谷村然。快投にも浮かれた様子は一切なかった。(川島 毅洋)

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