アストロズ4年ぶりWS制覇届かず…今オフFAの主砲コレア「そのことだけが頭に。複雑な気持ち」

[ 2021年11月3日 20:19 ]

ワールドシリーズ第6戦   ブレーブス7―0アストロズ ( 2021年11月2日    ミニッツメイドパーク )

4年ぶり2度目の頂点に届かなかったアストロズ(AP)
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 大リーグのワールドシリーズ第6戦は2日(日本時間3日)、ブレーブスがアストロズを7―0で下して4勝2敗とし、26年ぶり4度目の制覇を果たした。アストロズは4年ぶり2度目の頂点に届かなかった。今後はこのオフにFAとなる主砲カルロス・コレア内野手(27)の去就に注目が集まる。

 0―7の9回無死一塁。アストロズの3番コレアは右飛に倒れた。今オフにFAとなり、この打席がアストロズで最後になる可能性は高い。「正直、そのことだけが頭にあった。複雑な気持ちだった。7年間プレーしてきただけにね」。試合後、帽子を後ろ前にかぶって会見に臨み、率直な心境を語った。
 今季レギュラーシーズンが始まる前まで球団と契約延長の交渉はしたがまとまらなかった。今季は打率・279、26本塁打、92打点。今後もアストロズとも話し合いの場はもつが、FA市場の目玉となることが濃厚だ。
 コレアは2012年のドラフト全体1番目の指名選手。15年に新人王になり、オールスター選手に2度選ばれている。5年連続ア・リーグ優勝決定シリーズ進出、3度のワールドシリーズ出場なd、チームへの貢献度は大きい。「チームをよくするために、全ての力を出してきた。ここでの時間を誇りに思う」。ダスティ・ベーカー監督は「最後にならないことを望む。彼は本物のリーダーだから」と話した。
 コレアだけでなく、先発投手のバーランダー、グリンキーもFAになる。正二塁手のアルテューべは「FAになる選手は全員戻ってきてほしい。その方が良いチームになるから」と話したが、引き留めは難しいだろう。(奥田秀樹通信員)

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