巨人・菅野 6回までノーヒットノーランのまま… 7回一度マウンドに上がるも、右手親指つり緊急降板

[ 2021年10月7日 20:11 ]

セ・リーグ   巨人―ヤクルト ( 2021年10月7日    神宮 )

5回、足を滑らせマウンドに手をつく菅野(撮影・森沢 裕)
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 巨人のエース菅野智之投手(31)が首位ヤクルトに7.5ゲーム差をつけられる中、7日のヤクルト戦(神宮)に中5日で先発登板。連敗中のチームを勝利に導くため初回から小林とのコンビで気迫の投球を見せ、失策、四死球による出塁はあったものの6回まで無失点に抑える快投を見せた。しかし7回に突然緊急事態が訪れた。菅野はマウンドに上がり投球練習をするも、一度ベンチに戻り、そのまま原監督はデラロサとの交代を告げた。右手親指をつっての降板で、次回登板に大事をとった形だ。

 5回2死では、打者・中村に61球目を投じた際にバランスを崩しマウンドに両手をつく場面もあったが、ベンチの動きを制し投球を再開。中村をきっちり遊飛に打ち取り、5回打者15人と“完璧”な投球で味方の援護を待った。

 相手先発の原樹里と息詰まる投手戦でスコアボードにゼロが並ぶ中、この日最初のピンチは自らの四球から招いた。6回先頭のサンタナに初球ストライクのあと4球続けてボールで歩かせると、続く西浦はバントの構え。2球で追い込んだがその後粘られ、フルカウントの9球目の内角ストレートが西浦の懐のユニホームをかすり死球。安打を打たれないまま無死一、二塁のピンチを迎えたが、代打の宮本を投犠打、西浦を投ゴロ、そして青木を空振り三振に仕留め無失点で切り抜けていた。

 試合前まで今季ヤクルト戦は2試合を投げ1勝0敗、防御率0.00と1点も取らせぬ完璧な投球を見せ、昨年8月12日から同戦は4連勝中。数字通りの“燕キラー”ぶりをこの日も見せつけた。

 前回登板の1日DeNA戦(東京D)では6回で107球を投げ2失点。0―2の6回に丸がチーム24イニングぶり得点となる左前2点打を放ち同点に追いつき勝敗はつかなかった。

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