岸川勝也氏 楽天・滝中の術中にハマったソフトバンク 調子落としたデスパイネがブレーキに

[ 2021年10月7日 07:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク0-5楽天 ( 2021年10月6日    ペイペイD )

<ソ・楽21>4回1死満塁、空振り三振に倒れるソフトバンク・リチャード(撮影・岡田 丈靖)
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 【岸川勝也 視点】ソフトバンクは試合前半の好機を逃し、そのままズルズルと零敗を喫した。楽天・滝中は怖がらずにストライクゾーンに投げ込んできた。カーブ、カットボール、チェンジアップなど多彩な変化球を操られて、術中にはまった。2、4回の得点機ではリチャード、甲斐がいずれも凡退したが、2三振、1併殺打と調子を急激に落としているデスパイネのブレーキも痛かった。

 1日のオリックス戦から4敗1分けに終わり、これで自力でのCS進出の可能性が消滅した。気になるのは選手のメンタル面だ。この試合で心配になったのは8回のモイネロの投球だった。3点ビハインドの場面で登板して、1死も奪えずに2失点降板。モイネロ自身が勝敗を読んでしまったような、気力が感じられない投球に見えた。最後まで諦めない姿勢を残り14試合では見せてほしい。

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2021年10月7日のニュース