日本ハム・栗山監督 「時期が来たらしっかり決めて話をする」 勇退正式発表示唆

[ 2021年10月7日 05:30 ]

<オ・日>7回、勝ち越し犠飛の西川(左)を迎える栗山監督(撮影・井垣 忠夫)
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 今季限りでの退任が明らかになった日本ハム・栗山監督が、京セラドームでのオリックス戦前に報道陣に対応。自身の去就について「ちゃんと自分の中では考えている。何も考えてないって言うのはうそだし、ちゃんと時期が来たら話すから。しっかり決めて話をする」と今後、正式に退任発表を行う意向を示した。

 12年の監督就任時から「一年一年が勝負」として単年契約を続けて10年。球団では「親分」こと大沢啓二氏の2期通算11年に次ぐ長期政権で、今季を「集大成の一年」と位置付けていた。10年目を区切りとしてユニホームを脱ぐことになったが「野球の世界は辞めるもやるも両方ある。1年契約で勝負しているから、そんなことは大した問題じゃない。俺のことはどうでもよくて、選手たちにとってどういうことが一番いいかを考えてる」とも語り、残り試合に集中する覚悟だ。

 就任1年目の12年にリーグ優勝すると、大谷(現エンゼルス)を二刀流で育て上げた。16年にはその大谷を二刀流でフル回転させて日本一。監督通算勝利は球団最多(6日現在675勝)など、残した功績は大きい。

 3年連続Bクラスが濃厚だが、この日は負ければ優勝の可能性が完全消滅するオリックス戦に3―2で勝利。「今はこういうシビれる試合をするしかない」と最下位から最後の逆襲を誓った。

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2021年10月7日のニュース