広島・栗林 新人3人目の30セーブを13試合連続で決める 「失敗しないことが仕事」名台詞も決めた

[ 2021年10月7日 22:13 ]

セ・リーグ   広島5ー2中日 ( 2021年10月7日    バンテリンD )

<中・広(25)>最後を締めセーブを挙げた広島・栗林はポーズを決める(撮影・椎名 航)
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 広島・栗林良吏投手(25)が7日の中日戦で15年山崎(DeNA=37)、90年与田剛(中日=31)に続く新人史上3人目の30セーブ到達を果たし、9月9日以来の4位浮上に貢献した。連投で3点優勢の9回に登場。三振と外野飛2つで危なげなく12球で打者3人で片付けた。13試合連続セーブへ伸ばし、91年大野豊の球団記録にも王手をかけた。

 「うれしいが一番です。(大台の)意識は全然していなかった。いいところで使ってくださっている。セーブ機会が多くなっているから、そういう結果になっている。自分の力ではできない。セーブ機会で回ってきたら、失敗しないことが仕事だと思う。自分の仕事をまっとうできたらいい」

 今季最終戦だった中日にはいずれも球団別最多の13試合8セーブで防御率0・00。13回1/3で被安打2、22奪三振という圧巻の数字だ。故郷では今年最後の登板でもあり、「家族も応援に来てくれていたし、本当に身近な方がたくさんいる中で(30セーブを)達成できたし、勝ったのが良かった」とうなずいた。

 46試合の登板で自責点2しかなく、防御率0・40。50試合以上の数字としては11年浅尾拓也(中日)の79試合=防御率0・41が“最高成績”として残る。DeNA・牧らと争う新人王の行方も注目される中、「これも自分の力じゃなく、チームの力が必要なことだと思う。チームに貢献したい。出番を与えてくれたら、期待に応えたい。あまり意識せずにやっていけたらいい」と残り15試合を見据えた。

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2021年10月7日のニュース