オリ 天敵・上沢に屈辱8連敗 チーム連勝も8でストップ 中嶋監督「いいゲームで終わらしてはいけない」

[ 2021年10月7日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス2-3日本ハム ( 2021年10月6日    京セラD )

<オ・日21>9回2死、安達(手前右)が遊飛に倒れて試合終了。ボウ然と打球の行方を見るオリックスナイン(撮影・坂田 高浩)
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 天敵に止められた。オリックスは相手先発の上沢を打ち崩せず、連勝は8でストップ。終盤に反撃し、1点差に迫る粘りは見せたものの、中嶋監督は「この時期なので勝ちを求めていかないと。いいゲームで終わらしてはいけない」と結果にこだわる強い姿勢を見せ、敗戦という事実を受け止めた。

 初回、先頭の福田が中前打し宗の犠打で1死二塁。前夜のヒーローの1人である紅林が左中間に適時二塁打。「(福田)周平さん、宗さんが理想の形で回してきてくれたチャンスだったので、先制のタイムリーになってくれて良かったです」。右尺骨骨折で離脱した吉田正の「代役3番」を務める19歳が決勝2ランを放った前夜に続き、幸先良く先制点を奪ったまでは良かったが、後が続かなかった。

 2回から7回まではわずか1安打に封じられ得点を奪えず。指揮官は「雑に見えた」と淡泊に終わった打線に苦言。17年4月7日を最後に土を付けることができていない天敵に対戦成績で8連勝を許す結果となった。

 1―3の8回に2番手のB・ロドリゲスから宗が左前適時打を放ち1点差。だが、9回は無死一塁でT―岡田が見逃し三振し一塁走者の佐野皓が二盗失敗で三振ゲッツーとなり万事休した。

 2位・ロッテが西武に勝ち、ゲーム差は0・5に迫られたが、まだ首位。「連勝の数は気にしていない。明日から全部勝つつもりでいく」と中嶋監督。25年ぶりのリーグ優勝に向け、ネジを巻きなおして再スパートをかける。

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2021年10月7日のニュース