まロ落遡!ロッテ・マーティン、落合以来36年ぶりパ最速10号!2位に5差キング独走

[ 2021年4月30日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ5―2西武 ( 2021年4月29日    メットライフD )

<西・ロ>初回無死一塁、2ランを放つマーティン(撮影・白鳥 佳樹)
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 ロッテのレオネス・マーティン外野手(33)が29日、西武戦の初回に2試合連発、パ・リーグ10号一番乗りの決勝2ランを放った。ロッテの選手が10号に一番乗りするのは1985年の落合博満以来36年ぶり。その落合が2年連続の3冠王に輝いた86年からロッテでは本塁打王が出ておらず、阪神とともにプロ野球最長ブランクとなっている。35年ぶりのキングへ、助っ人のバットが勢いを増す。

 「まロ落遡」。暗号のような4文字は、インターネット上でロッテファンが使う決まり文句「まーたロッテは落合まで遡(さかのぼ)ったのか」を略したネット用語だ。ロッテの打撃部門の記録は、なにかと落合以来。それほど偉大な存在だったわけだが、一方でチームにも長く長距離砲が不在だった。そんな歴史を打ち破る。マーティンのバットが新たな歴史の扉を開く。

 「なるべく早く味方の投手を助けたかったんだ。(本塁打数は)考えていない。一番考えているのは“チームのために何ができるか”ということだよ」

 フォア・ザ・チームの優良助っ人。先発・岩下を援護し、連敗を2で止める勝利に貢献できたことが何よりうれしかった。初回無死一塁で「直球狙いで積極的にいった」と右翼席中段へ先制2ラン。2試合連続アーチで、来日から3年連続2桁となる10号にリーグ最速で到達した。球団では85年の落合以来、実に36年ぶりだ。

 日本球界のレジェンドについて「名前は知っている」とマーティン。メジャーでも通算58本塁打を記録しているが、3冠王獲りを常に公言していた落合とは違い「自分はホームラン打者じゃない。狙っていないよ」と控えめに話す。「でも自分ができること、毎日全力でプレーして結果につながっているのはうれしい」。実はこの日はジャミラ夫人の33歳の誕生日。試合前に電話で「私のために1本打ってね」とおねだりされていただけに、愛の弾丸で夫人のハートを狙い撃ちした。

 ロッテの選手の本塁打王は、こちらも落合が86年に獲得したのが最後。30試合で10発のマーティンは早くも2位に5本差をつけ、シーズン143試合なら47本ペースだ。「今は自信を持ってプレーできている」。落合以来――。35年の時を超え、強打の2番打者がその称号をつかみ取る。(鈴木 勝巳)

 《本塁打王“12球団最長ブランク”》セ・リーグで最も本塁打王から遠ざかる球団は阪神で、ロッテと同じく86年に2年連続の3冠王に輝いたバース以来、獲得していない。セのトップはヤクルトの村上と山田の10本。阪神では3本差でルーキーの佐藤輝とサンズ、4本差でマルテ、5本差で大山が追い掛けており、今季は期待が持てそうだ。

 《殊勲本塁打両リーグトップ》マーティン(ロ)が初回に今季10号となる先制2ラン。ロッテ選手のパ・リーグ10号一番乗りは85年落合博満以来36年ぶり。殊勲本塁打は今季5本目で菊池涼(広)、山田、村上(ともにヤ)の4本を抜き、両リーグトップとなった。

 ▽85、86年の落合博満 85年は打率・367、52本塁打、146打点の成績で自身2度目の3冠王獲得。打率・367は当時の右打者歴代最高打率、146打点は現在もパ・リーグ記録となっている。また、日本記録となる得点圏打率・492を記録した。86年は打率・360、50本塁打、116打点で2年連続、史上最多となる3度目の3冠王を達成。2年連続50本塁打はプロ野球史上初だった。

 ▼ロッテ・岩下(6回2失点で3勝目)ゾーンで勝負しようと考えた。(2回以降はわずか1安打で)リズムを崩さず投げられた。

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