雄星 7回無失点、今季初白星に「ゾーンの中で勝負できた」強敵アストロズ封じ「自信になる」

[ 2021年4月30日 06:59 ]

ア・リーグ   マリナーズ1―0アストロズ ( 2021年4月29日    ヒューストン )

<アストロズ・マリナーズ>力投するマリナーズ先発の菊池(AP)
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 マリナーズの菊池雄星投手(29)は29日(日本時間30日)、ヒューストンでのアストロズ戦に今季5度目の先発登板。過去6試合に登板し0勝2敗、防御率6・46と苦手にしてきた相手だが、7回を投げ、1安打2四球7奪三振と圧倒的なピッチングを見せた。6回まで出した走者は四球による2人のみ。7回1死、3番コレアに3―2から7球目のカッターを右中間二塁打とされノーヒットノーランはならなかったが、そのあとも4番グリエル、5番ディアスを落ち着いて抑えた。マリナーズは3回トランメルのソロホームランで先制したが、投手陣がその1点を守りきり1対0。菊池は今季初勝利を挙げた。球数は95球、ストライクは61球だった。試合後の一問一答は以下の通り。

 ――今日のピッチング。
 「全てのボールがゾーンの中で勝負できた。特にカッターは、相手打者が向かってくる中でファウルを打たせられたし、カウントを作る場面、三振を取る場面で良い高さに投げ分けられた」

 ――チェンジアップも有効。
 「いい形で使えた。右打者に対し、カットが内、チェンジアップとスライダーが外という形がうまく行った」

 ――いつノーヒッターが続いていると気づいたか。
 「毎試合初回から、ヒットを打たれたくないと思って投げている。だからもちろん早くから気づいていました。1対0の試合展開で、1点勝負だったから、よく集中できました」

 ――強敵アストロズ。
 「僕自身1対0でアストロズ相手に良いピッチングができたのは自信になる。チームとしても良い勝ち方ができた」

 ――コレアの安打は外側に投げて、コントロールミスに見えたが。
 「3―2だったので四球は出さないように。いい打者なので、真ん中に行かないようにと。あれで良かったんじゃないかなと」

 ――エースのマルコが負傷者リストに入ったが。
 「マルコが帰ってくるまで、1イニングでも、1アウトでも多く投げられるよう、先発陣みんなでがんばって、いい位置をキープできるようにしたい」

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2021年4月30日のニュース