亜大の苦労人・木本 リーグ戦初安打が初アーチ「感触は完ぺき」

[ 2021年4月30日 12:21 ]

東都大学野球・第5週第2日   亜大2―0青学大 ( 2021年4月30日    神宮 )

<亜大・青学大>7回1死、ソロ本塁打を放ち笑顔でダイヤモンドを回る亜大・木本(撮影・河野 光希)
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 試合がない3日間は、アピール合戦だ。全員がチャンスをつかもうと、必死にプレーする。亜大・木本凌雅(4年)もその一人だった。チームは26日の青学大1回戦は0―5で敗れた。その試合ではベンチに入っていなかった木本は、その後の紅白戦で結果を残し、今季初スタメンのチャンスを得た。「バッティングが持ち味なので、そこをアピールしようと思った」と振り返った。

 1―0の7回1死。低めの142キロ直球をとらえた打球は、左翼席へ。リーグ戦初安打は、初ホームランで記録し「感触は完ぺきでした。思い切って行った結果。ボールに負けないスイングを心掛けた」と喜んだ。

 秀岳館(熊本)では甲子園に4度出場し、3年時にはセンバツで本塁打も放った右のスラッガー。亜大では1年時から出場機会を得たが、結果を残せずに苦しんだ。「自分の力不足で結果が出なかった。必死に毎日、練習してきた」。生田勉監督は「紅白戦で調子が良かったので使ってみようと思った」と5番に抜てきした4年生の一振りに、目を細めた。(川島 毅洋)

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2021年4月30日のニュース