西武・佐藤「不祥事でご迷惑をお掛けした」と謝罪 200万円減の640万円で更改

[ 2020年12月11日 17:28 ]

年内で謹慎処分が解除されることになった西武・佐藤は、契約更改を終えて会見に臨む(代表撮影)
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 西武の佐藤龍世内野手(23)が11日、所沢市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、200万円ダウンの年俸640万円(金額は推定)でサインした。

 佐藤は前日の10日、8月20日からの「無期限の対外試合出場禁止及びユニホーム着用禁止」の処分が今月31日で解除されることが発表されたばかり。

 4月に乗用車で、首都高速中央環状線山手トンネル内を法定最高速度を89キロ上回る149キロで運転し、10月に東京地裁から懲役3月、執行猶予2年(求刑懲役3月)の判決を言い渡されていた。

 判決後初めて報道陣の前での取材対応となったが、会見室に入室すると最初に「このたびはたくさんの方々に僕の不祥事でご迷惑をお掛けして申し訳ございませんでした」と深々と頭を下げた。

 処分が科されてからは、トレーニングセンターで打撃練習とウエートトレーニングの日々。キャッチボールの相手もおらず「ネットスローとか壁当てをしていた」と振り返り「普通と思っていたことが当たり前ではなかったことが身に染みて実感しました」と続けた。

 それでもある先輩からは「やってしまったことは悪いことだけど、ゼロからのスタートが踏めるようにこれから頑張れ」と励まされたという。

 「来年の目標は具体的なことはまだ言葉にできないが、今まで以上に一球一球にくらいついて純粋に野球にしがみつくことだけを考えます」と明かした。車の運転については引き続き禁止となる。

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