生徒の約半数が国公立大進学 進学校の栃木・石橋が2度目のセンバツ21世紀枠候補

[ 2020年12月11日 20:26 ]

<選抜21世紀枠>関東地区の推薦校になった石橋高校野球部の選手たち(撮影・篠原岳夫)
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 日本高野連は11日、第93回選抜高校野球大会(来年3月19日から13日間、甲子園)の21世紀枠候補9校を発表した。関東・東京地区では生徒の約半数が国公立大に進学する石橋が16年以来2度目の選出。出場3校は一般選考の29校とともに、来年1月29日の選考委員会で決定する。

 進学校が吉報に沸いた。7時限目を終えた午後4時30分、瀬端徹校長から報を受けた後、石橋ナインは一目散に練習へ向かった。平日の練習は約2時間と短い。内野部分だけを照らす照明の下、トスバッティングや体幹トレーニングなどをハイペースで効率良く行い、勉強で鍛えた集中力で1球に向かう。

 サッカーなど4部活でグラウンドを共用するため左翼90メートル、右翼60メートルほどの範囲で練習するが、小林主将は「打球も送球も低く強くを意識できる」と成長の糧としている。

 秋季栃木大会ではサイドハンド右腕・篠崎を中心に粘って守り勝つ野球で強豪の作新学院を撃破するも、関東大会は1回戦で東海大相模に0―7で7回コールド負けを喫した。

 エースの篠崎は「相模の投手と比べて球速が足りていない」と最速124キロから常時130キロ台を目指し、練習に励む。

 4年前も候補に挙がった文武両道校が得た2度目のチャンス。夢の舞台への思いを胸に冬練習に臨む。

 21世紀枠候補9校は以下の通り。
【北海道】知内
【東北】八戸西(青森)
【関東・東京】石橋(栃木)
【東海】三島南(静岡)
【北信越】富山北部・水橋(富山)
【近畿】東播磨(兵庫)
【中国】矢上(島根)
【四国】川之石(愛媛)
【九州】具志川商(沖縄)

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2020年12月11日のニュース