最優秀審判員は有隈昭二審判員が2度目 ファインジャッジ賞は故意落球など4例

[ 2020年12月11日 18:20 ]

2度目の最優秀審判員賞を受賞した有隅昭二審判員
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 日本野球機構(NPB)は11日、審判員の表彰を発表した。最優秀審判員賞には有隅昭二審判員(52)が選ばれた。今年で29年目で、2度目の受賞となった。選考理由は「投球判定精度が高く、ストライクゾーンがぶれない。また常に冷静で難しいプレーに対しての決断力が優れ、円滑な試合運びが評価された」とした。

 審判員奨励賞は20年目の牧田匡平審判員(41)。特に球審での投球判定精度が高く評価された。ファーム優秀審判員賞には5年目の古賀真之審判員(27)が選ばれた。

 また優れた判定を称えるファインジャッジ賞を4人が受賞した。

 岩下健吾審判員(32)の9月25日の西武―楽天での球審。初回裏、先頭打者が一塁へ走る際に、ファウルラインの内側を走り投手からの送球が当たり、守備妨害を即座に宣告した。

 須山祐多審判員(32)は10月1日のオリックス―西武で二塁塁審を務めた。5回裏1死一、二塁でのプレーの際に、三塁手からの送球を受けた二塁手の足が、ベースに触れていなかったのを最適な位置で見切った。

 長井功一審判員(36)は10月18日のDeNA―巨人で二塁塁審を務めた。2回表無死一、二塁でライナーを二塁手のソトがグラブに当てて落とした。故意落球と判定して打者走者をアウトとし、1死一、二塁で再開させた。

 梅木謙一審判員(32)は10月20日の阪神―広島で二塁塁審を務めた。4回表無死一塁で挟殺プレーの際に、ボールを持たない遊撃手が一塁走者の走塁を妨げたとして、オブストラクション(走塁妨害)を宣告。ボールデットとして走者に二塁への進塁を指示した。

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2020年12月11日のニュース