日本ハム・上沢は2500万円増 有原の穴“覚悟” 中日・大野雄手本に「最後まで投げ切る」

[ 2020年12月11日 05:30 ]

契約更改を終え来季の目標を色紙に書く上沢
Photo By 代表撮影

 左膝蓋(しつがい)骨骨折から復帰してチームトップタイの8勝を挙げた日本ハムの上沢は、2500万円増の年俸8500万円で契約更改を終えた。15試合、97イニングを担って防御率3・06。貯金を2つつくった。「キャンプ前は“本当に投げられるかな”“1試合投げられたらいいな”ぐらいの状態だった。それがしっかり投げることができた。来季への足掛かりになった」と語った。

 今季開幕投手の有原がメジャー移籍を目指し、球団がポスティングシステムを申請中。昨季開幕戦を任された右腕は「いなくなるものだと思って練習している。有原さんが投げていた分(今季132回2/3)は誰かが補わないといけないし、本当にチームを引っ張っていかないと」と自覚に満ちている。エースとして憧れる姿は、今季10完投6完封を記録した沢村賞投手だ。

 「今年の中日の大野雄大さんはスポーツニュースを見て、本当に凄いと思っていた。最後まで投げ切るのはかっこいい。また完投したんだ、と他球団の人から思ってもらえるようになりたい」

 相手エースとの直接対決が続くのも大黒柱の責務で「(ソフトバンクの)千賀さんや(オリックスの)山本由伸に勝てるすべを磨かないと」。リハビリの支えだった妻には、年俸1億円到達で買うと決めたプレゼントがあるという。「来年楽しみにしていて、と言いました」と笑った。

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2020年12月11日のニュース