中日ドラ4・福島 お手本は沢村賞左腕の大野雄「見習って、少しでも早く1軍デビューしたい」

[ 2020年12月11日 15:00 ]

<中日新入団発表>入団会見を終え、ユニホーム姿でポーズを決めるドラフト4位の福島章太(撮影・椎名 航)
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 中日の新入団選手発表会見が11日、名古屋市内で行われ、ドラフト4位の福島章太投手(18=倉敷工)は、将来の目標にとして「大野雄大投手を見習って、少しでも早く1軍デビューしてチームの戦力になれるよう頑張りたい」と力強く宣言。先発左腕の先輩として、お手本とすることを誓った。

 福島は、最速147キロの速球にスライダー、フォークなどを操る本格派左腕。ベンチプレス100キロ、スクワット200キロを超える文字通りの剛腕でもあるが、ハートも熱い。倉敷から入団した竜の投手といえば『燃える男』と呼ばれた故星野仙一氏。星野氏は巨人戦歴代5位の35勝を挙げており、福島も同様に、熱い魂で巨人に立ち向かうことが期待される。

 念願のユニホームに袖を通すと、「責任感が少しずつ(出てきて)実感としてわいてきた。ドラゴンズの一員として頑張りたい」と抱負。自信のある球種としては「右打者のインコースに入るストレートを評価されている」と挙げ、プロでも武器の“クロスファイア”で活路を見出すつもりだ。

 注目を集める同期のドラフト1位・高橋(中京大中京)は、心強い同僚でもあり、最大のライバル。16年小笠原以来となる球団高卒新人勝利を、ライバルとともに目指す。背番号は「64」に決まった。

 ◆福島 章太(ふくしま・しょうた)2002年(平14)10月24日生まれ。岡山県備前市出身の17歳。6歳から軟式野球を始める。備前中時代は硬式の瀬戸内ボーイズでプレー。倉敷工高では1年秋に背番号1でベンチ入り。その後、故障もあり、昨夏は背番号13だった。最速147キロ。変化球はカーブ、スライダーなど4種。50メートル走6秒3。1メートル76、86キロ。左投げ左打ち。

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2020年12月11日のニュース