日本ハム・大田 3000万円増も「悔しい」連発 来季目標は「3割、30本、100打点」

[ 2020年12月11日 05:30 ]

契約更改を終会見で話す大田
Photo By 代表撮影

 日本ハムの大田泰示外野手(30)が10日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3000万円増の年俸1億3000万円でサインした。守備での貢献度を含めて高評価を得たが、「悔しい」を連発。自己最長の21試合連続安打を記録したものの、打率・275、14本塁打、68打点。序盤の出遅れが響き、昨季の成績を超えられず、公言していた4番奪取もかなわなかった。「最低限は割らなかったのかなと思うけれど、物足りなさは凄くある」と悔しさをにじませた。

 本塁打への思いとチーム打撃とのはざまで試行錯誤する中、中田から大きな刺激を受けた。コロナ下のシーズンで31本塁打、108打点で打点王に輝いた不動の4番に「バケモノみたいな成績を残されて、スゲーなと思うのと、悔しかった」とジェラシーすら感じた。

 「2人並んで他のチームの脅威になるように、僕も加わって軸になりたい」と闘争心に火が付いた。「3割、30本を目標に、100打点に近づけるように。オフは打てるところを(スタンドに)持っていく、シンプルで自分の芯になる打撃をつくる」と意気込む。

 2年連続Bクラスの悔しさも晴らす。「必ずAクラス。なおかつ僕はリーグ優勝を見据えてやりたい。CSを勝ち抜いて日本一を獲りたい。何年後か分からないけれど、その思いは常に持って熱く戦いたい」と誓う。若手とも積極的に会話する構えで「勝つために何をすべきか、意見を共有できる環境をつくっていきたい。全員が勝ちに飢える集団になりたい」。日本ハム移籍後経験していない優勝へ、先頭に立つ。

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2020年12月11日のニュース