楽天・藤平は300万円減の年俸1200万円で更改 今季は1軍でわずか7球のみ「本当に後がない」

[ 2020年12月11日 14:59 ]

契約更改を行った楽天の藤平(C)Rakuten Eagles
Photo By 提供写真

 楽天の藤平尚真投手(22)が11日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、300万円減の年俸1200万円でサインした。

 横浜高から16年ドラフト1位で入団し、将来のエース候補として大きな期待を背負っている右腕だ。4年目の今季は2軍で開幕を迎え、7月下旬に1軍に初昇格。同26日のオリックス戦(楽天生命パーク)で先発したが、初回に2人目の大城へ頭部死球。1死もとれずに、わずか7球で危険球退場となった。1軍での登板はこの試合のみ。イースタン・リーグでは10試合で1勝0敗、防御率5・17という成績で「何もできなかった。1軍に行きたいという気持ちで戦って、こういう結果に終わった。本当に後がないと思っている」と危機感を口にした。

 ドラフト1位で入団する早大・早川隆久投手とは同学年で、ともに16年夏の甲子園に出場。同年のU―18ワールドカップではチームメートだった。「自分は高卒でプロに入って、もう大卒が入ってくる年なんだなと感じるし、危機感もある」と藤平。同じ「98年組」の加入に「お互い1軍でたくさん勝って、チームが優勝できるように貢献したい」と闘争心に火が付いた様子だった。(金額は推定)

続きを表示

この記事のフォト

2020年12月11日のニュース