ソフトバンク・工藤監督が正力賞受賞 柳田との“一騎打ち”も王座長「順当な選考」

[ 2020年12月9日 05:30 ]

ソフトバンク・工藤監督 正力松太郎賞授賞

ソフトバンクの工藤監督
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 約40分間の選考委員会では、ソフトバンク・工藤監督とともにソフトバンク・柳田も候補として名前が挙がった。今季は最多安打のタイトルに輝くなど強力打線をけん引。座長を務めた王貞治選考委員は「型破りな選手。存在感があってファンの心を揺さぶる」と評価し、中西太選考委員も「選手として選ぶなら柳田」。山本浩二選考委員は「(巨人の)原監督はシーズンで非常にいい采配をしていた」と評した一方、日本シリーズが0勝4敗に終わり「残念だった」とした。

 選手の受賞なら17年のソフトバンク・サファテ以来だったが、最終的に工藤監督に決定。王座長は「(日本一の)4連覇という新たな歴史を刻んだ。今年の仕事も素晴らしかったし、順当な選考」と説明。また、昨年も話し合われた「組織(球団)」の受賞などについても引き続いて検討、議論がなされた。

 ▽正力賞選考委員 王貞治(座長=ソフトバンク球団会長)、杉下茂(野球評論家)=欠席、委任状=、中西太(野球評論家)、山本浩二(野球評論家)、門田隆将(作家)=敬称略、順不同=

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