阪神・中谷結婚していた!お相手は料理上手の27歳一般女性「1軍で活躍して支えていけるように」

[ 2020年12月9日 05:30 ]

阪神・中谷
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 阪神の中谷将大外野手(27)が結婚していたことが8日、分かった。お相手は大阪府出身の27歳の一般女性。交際時から食事面などで献身的にサポートしてくれた最愛のパートナーと今季の開幕前に婚姻届を提出した。近年は成績が残せず苦しい立場に立たされている生え抜きの大砲候補。人生の転機を力に変えて、逆襲の来季11年目を見据えた。

 打たなければいけない理由は増えた。追い込まれた自分のため、そして支えてくれた最愛のパートナーのため――。幸せに浸ることなく中谷は危機感をにじませた。

 「恩返しはグラウンドでしかできないので。ずっと結果が出てないので、すごくもどかしい思いはあります」

 献身的な姿を目にしてきたからこそ、自身のふがいなさ、悔しさをかみしめた。18年夏に知人の紹介で出会うと、すぐに意気投合。同世代で「話が合うな」と好印象を抱き、1カ月後には交際をスタートさせた。当時はすでに退寮して1人暮らしの身。同居を始め、身の回りのサポートに徹してくれた。中でも感謝するのは食事面だ。

 「魚、肉、野菜をうまく使ってくれてバランスの良い食事をたくさん作ってくれましたし、オーガニック食品も多く使ってくれてました」

 取得したアスリートフードマイスターの資格を生かし、栄養価が高く、パワーを蓄える“選手メシ”が毎日のように並んだ。トマト嫌いだと知ると、メニューから排除せずにカプレーゼにして食べやすく調理。思いやりという名の“隠し味”も空腹を満たした。

 自宅では妻から野球に関する話題はほとんど振られない。それでも、不振に苦しむ姿を見るとパワースポットを調べてくれ京都の「貴船神社」に2人で足を運んだこともあった。「オンとオフの切り替えができるようになった」。野球に集中できる環境があるだけにあとは結果が欲しい。

 節目の10年目だった今季は70試合で打率・215、2本塁打、16打点。17年に20本塁打を放った大砲には寂しすぎる数字が並んだ。

 「今年は(守備固めで)後からいく場面がほとんどだった。自分は打ってアピールしないといけない。先発で出たい気持ちがより強くなった」

 外野は近本、サンズに加え、陽川も出番を増やし、先発出場は8試合だけ。「外野は(ライバルも)多いし、出番はどんどん減っていく立場。先発でいけるように。1軍で活躍して(妻を)支えていけるように」。来季11年目へ覚悟を決めている。野球人生を懸ける1年。幾重のアーチで意地を見せる。

 ◆中谷 将大(なかたに・まさひろ)1993年(平5)1月5日生まれ、福岡県出身の27歳。福岡工大城東から10年ドラフト3位で捕手として阪神入団。12年オフ、外野手に転向した。17年自己最多の133試合に出場。7試合で4番を務めるなど20本塁打61打点の活躍。1メートル87、96キロ。右投げ右打ち。

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