広島・森下と一問一答 昇給分は「恩返ししたい」来季へ「準備をしっかり」

[ 2020年12月9日 05:30 ]

<広島契約更改>契約更改を終え会見する森下
Photo By スポニチ

 広島・森下暢仁投手(23)が8日、広島市内の球団事務所で交渉し、2700万円増の年俸4300万円(金額はすべて推定)で契約を更改した。2年目としては13年野村の4000万円を上回る球団最高額となった。

 【森下に聞く】

 ――初めての契約更改だった。
 「緊張感があった。シーズンをしっかり振り返れたなという印象です」

 ――昇給分は何に使うか。
 「全然考えられていない。いろんな支えてくれた人に恩返ししたりとか、そういうふうに使いたい」

 ――不規則なシーズンだった。
 「開幕が遅れた分、いろんな人とコミュニケーションを取れたので、開幕してからスムーズに入れた。皆さんに声をかけてもらっていろんなことができてよかった」

 ――自分の球が通用すると思った時期は。
 「終盤にかけてどんどん球が強くなっているんじゃないかなと感じた。そこからさらにレベルアップして来年に臨みたい」

 ――印象に残っている打者は。
 「(明治)大学の先輩の佐野さん(DeNA)は、僕が1年生の時の4年生。対戦したときは少し気持ち的にも思う部分があった」

 ――一番苦しかった時期は。
 「夏終わりがちょっとしんどいなと思う部分があった」

 ――1年間戦い抜いて体力面での自信は。
 「1試合投げると体重が減るので、そこを維持するのが大変だった。開幕延期期間に体重が4、5キロ増えて、そこで貯金ができた。そこは良かった。また来年は、キャンプでその準備をしっかりとしたい」

 ――だんだんと球威が増したように感じた。
 「しっかりと腕を振ろうと思った。指のかかり方だったりでつかんだ感じだった」

 ――変化球の精度も上がった。
 「終盤は自信を持って投げることを意識した。ボールになったら嫌だなと思うけど、できるだけ思わないようにした」

 ――カーブが良くなった。
 「手応えが出てきたし、しっかり投げようと思って握り方や腕の振りを意識していた。先輩にも聞きましたし、ユーチューブで岸さん(楽天)の握りを見たりした」

 ――貯金7をつくった。
 「負けずに勝てば貯金を作れる。しんどい試合はたくさん出てくると思うけど、試合を作れればと思う」

 ――レベルアップするために必要なこと。
 「真っすぐもそうだし変化球もそう。制球、勝負どころの球だったり、もう一つレベルアップしたい」

続きを表示

この記事のフォト

2020年12月9日のニュース