阪神・遥人 来季フル回転誓う!初の「規定投球回を目指したい」

[ 2020年12月9日 05:30 ]

契約更改を終え会見する高橋遥人
Photo By 代表撮影

 引き締まった表情からも覚悟がにじみ出ていた。阪神・高橋遥人投手(25)が8日、西宮市内の球団事務所で700万円増の年俸2900万円(金額はすべて推定)で契約を更改し、来季4年目へ初の規定投球回到達を目標に掲げ、フル回転を誓った。

 「けがで離脱したこと、後半に思うように投げられないことが多くて、反省です。来年こそは期待に応えられるように規定投球回を目指したい」

 先発陣の中核として期待されながら左肩コンディション不良を発症して出遅れ。初登板が8月6日の巨人戦までずれ込み、12試合で5勝4敗、防御率2・49で終えた。万全なら圧巻の投球を見せる力を持つだけに1年間通して働けず「情けない」と受け止めた。

 振り返れば、1年目は6月の交流戦で左肩を痛めて離脱。5月から戦列に加わった昨季も疲労がたまった終盤は4連敗するなど安定感を欠き、「肩のインナーを強くしていきたい」と自主トレのテーマを掲げた。エースの西勇からの「若手の突き上げがほしい」の声にも呼応した。

 「西(勇)さんも含めて自分より引っ張って投げている人がたくさんいる。追いつくためにも、まずは年間通して投げることを目標にして付いていけたら。全チームから(貯金を)作りたい。勝ちが多い投手になれるようにしたい」。今季5勝のうち3勝は宿敵巨人から。来季はどこが相手でも力を示し、右の西勇、左の高橋として虎投を支える決意だ。(長谷川 凡記)

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2020年12月9日のニュース