阪神・井上新ヘッドコーチ 近本、大山ら中堅勢に“ヤンチャになれ”

[ 2020年11月16日 05:30 ]

<阪神秋季練習>ノックを打ちまくる井上ヘッドコーチ(右から2人目)らコーチ陣(撮影・北條 貴史)
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 阪神の秋季練習が15日、甲子園球場で始まった。打撃コーチから昇格した井上ヘッドコーチは近本や大山ら中堅勢の“活性化”を求めた。

 「もうちょっと、ヤンチャになってもいい。お利口さんばかりでは野球はやれないよというところを感じていた。マイペースでおとなしめ近本だったり、試合にずっと出ている(大山)悠輔…。年齢的にも24~27くらいの連中がテンション上げていかないと、その上と下の人間もそういったチームにならない」

 練習開始前の円陣では約5分間にわたって訓示。「“一つのチームになって頑張ろうぜ”って時にすかすな、と。それが害になる。テンション低い人間だとしても、少し上げることはできるはず。それがチームを変えるための一歩」。着任1年目を通して感じたことを選手らに伝えた。

 「連係の時に“ナイスボール!”“何やってんだ!”って声が足りない。それをやることによってチームはまとまっていくんじゃないかと思う。来年はみんなでもう一回アマチュア野球に戻ろうや、と」

 積もる課題の改善に励む秋。「監督やコーチが言わなくても“俺らがこうしていこうぜ”と引っ張っていく選手がもう1人、2人欲しい」と新たなリーダーの登場に期待した。

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2020年11月16日のニュース