巨人の同姓問題にひそかに注視 登録名やチーム内での呼び方は?

[ 2020年11月16日 10:30 ]

巨人の坂本勇人キャプテンと同姓同名の育成6位・坂本勇人
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 先月末のドラフト会議で巨人は、唐津商の坂本勇人捕手を育成6位で指名した。2000安打を達成した背番号6と同姓同名。主将も「登録名がどうなるんでしょうね」と興味津々だ。

 注目が「坂本勇人」に集中しがちだが、実は来季、球団の同姓選手が急増することになる。今回のドラフトで巨人は、支配下7人、育成12人の史上最多19人を指名。その中にはまず、同じ「山崎」姓である2位の東海大・山崎伊織投手、育成10位の福山大・山崎友輔投手がいる。

 育成1位の米子東・岡本大翔内野手は、本塁打と打点のリーグ2冠に輝いた若き4番・岡本和真と同姓。他にも、6位の中京大・山本一輝投手は5年目の山本泰寛、4位の三菱パワー・伊藤優輔投手は1年目の伊藤海斗、育成12位の東海大海洋学部・加藤廉内野手は、育成の加藤壮太と同じ名字だ。

 今季は田中、吉川、増田、加藤の4組だったが、来季は倍増。このまま入団すれば、9組になる。昨季、同性が8組になると話題になった広島を上回る数字。この記事を書きながら、名前を間違ってないかと心配になるくらい、ややこしいことこの上ない。

 登録名やチーム内での呼び方は、どうなるんだろう。もちろん選手は名前で野球をするわけではないが、同姓問題にもひそかに注視したい。(記者コラム・青森 正宣)

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2020年11月16日のニュース