阪神・西純、マエケンフォーム手応え!自己最多117球「僕には、はまっていると思う」

[ 2020年11月16日 05:30 ]

フェニックス・リーグ   阪神4-10日本ハム ( 2020年11月15日    アイビー )

<フェニックスリーグ 日・神>プロ最多の117球を投げた西純(撮影・大森 寛明)
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 阪神の昨秋ドラフト1位・西純矢投手(19)が15日、「みやざきフェニックス・リーグ」の日本ハム戦に先発し、プロ最多の117球を投げた。ウエスタン・リーグ終了後から試してきた“マエケンフォーム”で5回までは1安打に封じて無失点。6、7回に計5失点してスタミナ面に課題は残しても、一定の手応えをつかんだ。

 「安藤コーチと話し合って、前田健太さんのフォームをまねるような感じで投げている。高めに浮く球もすごく減って、リラックスして投げられているので、僕には、はまっていると思う」

 振りかぶってから左足を上げる際に降ろしてきたグラブを膝元に付けるイメージ。右腕の無駄な力が抜け、リリースの瞬間だけに力を伝えられる。大きな変化の一つが代名詞だった“帽子飛ばし”がなかったことだ。

 公式戦初登板だった6月24日のオリックス戦では計37球のうち13度も帽子が落ちたほど。豪快な印象はあっても「直したい」としていた改善点だ。今回は一度も帽子が脱げずに117球を投げ、安藤2軍投手コーチにも「今日はバランスが良かった」と認められた。

 最速148キロで6回までは毎回8奪三振。6、7回だけで1本塁打を含む計6安打を浴び、7回1死満塁で降板して自己最長6回2/3には届かなかった。「スタミナも球威も落ちたので改善していきたい」。フォームが固まり、次のテーマも明確だ。来季目指す1軍デビューへ、着実に階段を上がっていた。(長谷川 凡記)

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